こんにちは。ホーネットです✈
今日はシステムトレードに利用するVPSサーバの選び方について、投稿しようと思います。
私は専業のトレーダーなので、自己資金のかなりの割合をシステムトレードに充てています。必然的に金額もそれなりのものになってきます。
それなりの金額、例えば、1,000万円以上の資金を運用しようとなったとき、VPSサーバの選択はとても重要になってきます。
そこで、私は「Beeks」サーバを契約し、システムトレードをしています。
他のトレーダーの方がここを勧めるというのはあまりないので、初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
「Beeks」サーバについては料金が少し高いのと、アフィリエイトプログラムを実施していないことの2つの理由で、インフルエンサーが他者に向けて紹介することは非常に稀です。
ただ、ここは単に料金が高いだけのVPSサーバではありません。以下の理由で、私は数年にわたり愛用しています。
1. 稼働率が高いこと
稼働率とは、全ての時間のうち、サーバが正常に稼働している時間の割合のことです。ここで、金融仕様でないサーバ(例えば、AWS)等は、稼働率がある程度低くても大きな問題にはなりません。例えば、YouTubeのサーバはAWS(Amazon Web Server)に置かれていますが、たまに数分にわたり動画が止まったり、動作が不安定になったりしたのを経験した方は多いはずです。
これは、数分後にサーバが回復し、また動画が見られるようになれば何ら問題はありません。高い品質より安価なサービスが求められるところでしょう。
一方、金融関連に用いられるサーバはそうはいきません。一瞬の停止が大きな損失につながるおそれがあります。
そこで、高い稼働率が求められます。一般的に金融仕様のサーバは、99.99%を超える稼働率を実現しています。俗に言うところの「フォーナインシステム」というものですね。
一般的なトレーダーが使うことのできる金融仕様のサーバ、となると、「Beeks」サーバ以外の選択肢は取りづらくなります(私の知らないもので、存在するのかも知れませんが)。
2. ロケーション(サーバの設置される物理的な位置)
システムがオーダーを出したとき、そのオーダーがインターネット回線を通じて証券会社のサーバに到達し、その後オーダーが執行されます。
ここで、自身の利用するVPSサーバと証券会社のサーバとの間に長い距離があると、オーダーの到達/執行まで時間がかかり、同じタイミングでオーダーを出した他のトレーダーに対して劣後することになります。具体的には、より大きなスリッページが発生し、不利なレートでの執行となる可能性が高くなります。
これを回避し、自身の注文を他者に先んじて執行させるためには、VPSサーバにつき、良いロケーションを確保することが必要となります。
この点、「Beeks」サーバは、多くの証券会社のサーバが格納された「エクイニクス・ジャパン」の運用する「TY3」内にあります。
つまり、インターネット回線を経由せず、証券会社のサーバと直に接続しています(これを、「クロス・コネクト環境」といいます)。
この環境を実現しているのは私の知る限り「Beeks」サーバのみです。なので、他のVPSサーバは選択肢に上がらないことになります。
3. 高品質なリソースが潤沢に提供されること
私はBeeksサーバの他に3つほど、VPSサーバの契約をしたことがありますが、割当てられたコンピューターリソース(CPUやメモリ等)や回線品質について、Beeksサーバは他を圧倒していました。
一般的にVPSサーバを契約するにあたり「CPUのコアが何個割当てられるか」「メモリは何ギガ割当てられるか」という部分に着目すると思います。
しかし、業者によっては、実際には契約時の名目スペックを満たしていなかったり、回線が貧弱なところが多くありました。
この点、Beeksサーバはやはり金融仕様なので、高品質なサービスが提供され、安心して利用することができます。
以上の理由で、私はメインのVPSサーバは「Beeks」を利用しています。
ただ、やはり料金が高額なので、開発中のEA等、試験環境については他の安価なVPSサーバを利用することで、コストを抑えています(^_^;)
。。。。。と、Beeksさんの回し者みたいになっちゃいましたが。。。。
次回は少額運用向けの、お得な環境構築についても投稿しようと思います💻️
長文お読みいただき、ありがとうございました(^^)
良い週末を。
※追記
少し調べてみました。Beeksサーバについては、理由はわかりませんが、円建てでの契約を一時停止しているようです。
上記はユーロ建ての料金表ですが、かなり高いですねぇ。。。
また、他のVPSサーバや、自宅PCをVPSサーバ代わりにする方法等も、紹介していこうと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします(^^)